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2004/07/30
「複層ボーダー植栽」視察レポート |
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平成16年7月2日・3日に『複層ボーダー植栽‘04技術研修会』に参加しました。全国から10社以上、30名程の参加者が集まり、同工法の技術的問題について研鑚を積みました。
「複層ボーダー植栽」とは、主に地被植物を植える工法の一種で、雑草の発生を防ぎつつ、土壌の侵食も防ぐ施工技術です。雑草の発生が少ないため、施工後のメンテナンスの手間が従来の工法と比べてかなり軽減されます。また、開花期や生育期の異なる草花を混植しているため、多様な草花をオールシーズンで楽しむことができ、今後広く応用されていくと期待されている技術です。
私鉄線路沿いの緩斜法面での施工例です。
数種類の植物が交じり合って植えられています。雑草が旺盛に生える時期にもかかわらず、なんと今年に入って一度も草取りをしていないそうです。
使用されている材料・・・フイリヤブランなど
個人邸の施工例です。
ここでも雑草がほとんど生えていません。緑のじゅうたんのようになっているのは匍匐性の植物で意図的に植えられたものです。所々ワンポイントに低木・背の高い草花が見られ景観にアクセントを与えています。
使用されている材料
低い木・・・這い性サルスベリ‘サマー&サマー’
背の高い草花・・・フイリヤブランなど
匍匐性の植物・・・ポテンチラ
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