2004/08/26
桜田通りで『トチの実落とし』が行われました。 |
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国土交通省 東京国道事務所主催の桜田通りの『トチの実落とし』イベントが行われました。当社は東京国道の街路樹を管理しているため、当日看視員や受付として協力しました。
8月21日(土)残暑厳しいなか、国道1号線桜田通りのトチノキ並木で『トチの実落とし』のイベントが行われ、約140人の方が参加しトチの実拾いを楽しみました。
トチの実は、とても硬く放っておくと自然落下するので、歩行者や車輌に被害を及ぼさないようにと、昭和53年からトチの実落としを行ってきました。
平成5年からは一般の方もトチの実を拾えるような、現在のイベントとなり夏の恒例行事として定着しています。
トチノキ並木は明治45年に植えられたもので、東京に存在する最古の街路樹のひとつと言われています。桜田門交差点から霞ヶ関2丁目交差点までの官庁街約600mの上下線に72本あります。
写真右手に見えるのが、霞ヶ関駅です。
参加者は都内在住の方を始め、福岡からこの日のために泊りがけで参加された方もいました。
NHKのお昼のニュースで放送するために取材をしている様子です。
トチの実落としの作業風景です。
高いところは高所作業所で、下枝に成った実は竹竿で叩き、ポロポロと落ちるトチの実を作業員がすかさずバケツ片手に拾い、バケツがいっぱいになると土嚢袋に移す。
この作業を繰り返し行いました。
トチの実の硬い殻を割るとこのような、栗に似た直径4cm程の卵球形の実が現れます。この実をすり潰したものともち米と合わせトチモチにします。
作業員が拾い集めたトチの実を持って帰るために多くの人が集まっている様子です。
持ち帰ったトチの実でトチモチ作りに挑戦する方、トチの実焼酎を作られる方、草木染めをする方、植樹する方、図工の教材にすると方などトチの実の用途は様々です。
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