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2007/08/27
毎年恒例「トチの実拾い」イベントに参加協力しました。

8月25日、国道1号の桜田門から霞ヶ関2丁目間の街路樹で国土交通省東京国道事務所主催の「トチの実拾い」イベントが行われました。このイベントは平成5年から開催されており、無料でトチの実が配布されるという事で、遠方からもたくさんの人が訪れ、知る人ぞ知るイベントとなっています。

トチの実は、トチノキの非常に硬い実で、成熟すると自然落下し危険ということで、
実が成熟し落下する前に実を叩いて落とそうと始まったのがこのイベントです。
歩行者や通行車輌の安全を確保しながら、高枝鋏や竹竿、高所作業車などを使ってトチの実を落とし、参加者にトチの実を配布する作業を行いました。今年は約120人が参加し、トチ餅や工芸、子供のおもちゃにするという方もいて、使用目的に合わせ、必要な分だけ持ち帰りました。
トチの実は、殻を割ると、栗のような実が1〜2個入っています。
割って色付いていなくても、放っておくと次第に艶めいた褐色になります。

拾いに来た方とお話しをすると、近所の公園にも1本トチノキがあるが、近所の方と取り合いになりすぐなくなってしまい、はたまた、山に生えるトチの実を拾いに行ってもリス等の小動物に中身を食べられてしまい、拾いに行くタイミングがなかなか難しいそうです。
都会のど真ん中で、これだけのトチの実を気兼ねなく拾えるのが、多くのリピーターを惹きつける魅力なのでしょう。

作業は、高い枝の実は高所作業車を使い、低い枝の実は高枝鋏や竹竿で叩いて落とします。参加者から「トチの実を落としている木の下で拾えないのですか?」という質問をよく受けます。答えはNOです。トチの実は非常に硬い実ですので、参加者の安全を考えて作業場から離れた所で拾ってもらっています。そのため、参加者に配布するためのトチの実を拾う係もいます。

今年はお子様連れの参加者が多かったように思います。トチの実を手にして、満面の笑
みを浮かべる子供の様子を見たら、私たちも幸せな気持ちになりました。

アクセサリーです。
毎年参加される方が、趣味で作っています。乾燥した実にキリで穴を開けひもを通すという簡単で可愛い工芸品です。

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