屋上に庭が欲しい、ルーフバルコニーが庭にならないか、家庭菜園を作りたいといった希望はありませんか?屋上を緑化するための基礎知識です。
荷重
どのくらいの重さに耐えられるのか、その重さで何ができるか決まります。
建物を新しく作るときは最初から庭を作ることを考えておきましょう。
古い建物の場合はいかに軽く作るか検討しましょう。
防水
防水が痛んできていませんか?保護コンクリートはしっかりしていますか?
時には防水工事が必要となります。
最近では防水層の上に直接作ることもありますが、施工のとき、植え替えのとき傷をつけないよう注意しましょう。
土を入れるときには、できれば建物から放し、無理な場合は防水立ち上りよりも15cmぐらい低くしましょう。
排水
客土の下の排水と、表面の排水を考えなければなりません。
客土の下に水がたまってしまうと植物の根ぐされの原因となります。
水がたまるのは、排水溝が詰まっていたり、ルーフドレーン(排水穴)が詰まっているときに起こります。
土は水がすぐにしみていくものと思っていることが多い。大雨のときは水がはけ切れずに家の中に逆流ということもあります。必ず排水桝を作りましょう。
土壌
屋上緑化で最も重量にかかわってくるのものは土です。
人工土壌は無機系、有機系、混合物があります。人が植栽地に入って休むのか、植栽だけにするのか、使用方法によって材料が変わります。
庭園として作っていく場合はいかに生長をおさえ、樹形よくメンテナンスを少なくするかがポイントとなり、家庭菜園にする場合は逆になります。
樹木
土の厚さが樹木の種類を決めます。土の薄いところには大きな樹木は植わりません。緑化の目的をはっきり決めておくことが大切です。
成長が早い樹木、竹や笹などように根の強い植物の使用は家庭では避けたほうがよいでしょう。
灌水
植物は生活環境が悪くなったからといって移動することはできません。
屋上は、自然条件とは違います必ず保護してあげましょう。
特に土の厚さが薄いときは灌水が必要となります。
メンテナンス
人工の場所に植えられた植物は手入れをしてあげなければ成りません。
お庭が完成したときがスタートです。
これからいかに、よい庭に育てていけるかはメンテナンスを行っていくかどうで決まります。毎日お庭を見てあげましょう。
◆お庭のチェックポイント◆
・ 排水穴から水は排水されているか。
・ 表面排水の桝、ドレーンは詰まっていないか。
・ 植物の成長に偏りはないか。
・ 土が異常に乾いていたり、湿っていないか。
・ 病気や虫の発生はないか。
・ 潅水装置がある場合正常に作動しているか。
・ タイマーのセット時間は季節に合わせて調整されているか。
・ ノズル・フィルターのつまりはないか。
助成金
自治体によっては屋上緑化に対し助成金制度を設けている場合があります。
詳しくは、東光園緑化までご相談ください
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