当社の近隣の代官山にある旧朝倉邸は、 約100年前に作られた建物で、庭園部分は当社の先代が作庭をしたものです。国の重要文化財に指定され一般公開する事になり、庭の整備を担当し、灯篭の据え直し、延段の修復、植栽地の整備等を行いました。
都心に近年オープンした最高級ホテルの吹き抜けの階段部分の地下スペースに作った坪庭です。 根府川石の石組みに白砂利で波紋を形どり、 ライトアップにより影が浮き出て素晴らしい演出の石庭に仕上りました。
モダンなタイル貼りの建物の玄関口を、既存の 万年塀を生垣で隠し、根じめにサツキの植込み、ポイントに高木をあしらいました。通路は鉄平石の石貼り、奥に灯篭、後ろには黒竹の御簾垣で ポイントを造り落ち着いた前庭としました。
東広島運動公園の野球場を地元造園会社との JVで、フィールドと芝生スタンドを施工しました。内野は黒土と砂の混合土舗装、外野は 改良バーミューダーグラスを貼った芝生舗装で 仕上ました。プロの試合にも使用出来る本格的な仕様で、完成当時は広島県で最大の広さのある野球場となりました。
汐見坂横の石垣が老朽化のため、改修し積み 直しを行うことになり、当社は樹木整備を担当しました。石垣の上部の樹木を伐採して植替えし、 石垣前には、事前に1年前から根回しを行い、 十分に発根させたクロマツの大木 (高さ=15m 太さ=1.05)を移植しました。
栃木県河内町の陸上競技場を造園会社とのJVで施工しました。 この競技場は日本陸上競技連盟公認第4種の 競技場です。施工に当たっての準備工で、 土地が軟弱地盤であったためにセメント系固化剤を用いて地盤改良を行いました。 フィールドは全天候型舗装のゴムチップウレタン舗装で仕上げ、スタンド部分は改良ノシバを用いた芝生スタンドで仕上げました。
神戸市の開発地域において、主にJリーグチーム「ヴィッセル神戸」の練習場として使用するグランドを、西洋芝にて整備しました。 2002年に開催されたワールドカップでは優勝したブラジル代表が練習場として利用し、芝生の状態を絶賛してもらいました。 平成17年に新いぶきの森球技場が新設され、現在も芝生のメンテナンスを行なっており、スポーツターフとして一年中緑でいい状態を保つために努力しています。
校内に未整備のため池があり、それをビオトープとして整備を行い、自然と接する機会の少ない 都会の子供たちに、理科の授業や野外学習の場となるように、敷地内の湧き水を利用して小川も造りました。
特別史跡に指定された江戸時代を代表する大名庭園の池改修に当たり、文化庁担当者や庭園学の権威ある教授等が係り指導協力を得て作業を行い、江戸時代の護岸を再現しました。作業は 全ての石に番号を記入し一個一個写真を撮り、 復元時に元の位置及び状態になるように注意を 払い、復元作業を行いました。
木曽三川公園内の「河川環境楽園」は水遊びや自然観察など水と緑に親しむ、環境共生型の 公園として整備された場所です。施工した箇所は、木曽川の中流からの流れの風景を GRC擬岩パネル工法により、リアルに再現し 流域の特徴を表現しました。実物感を出すために現地の許可を取り、本物の岩から型取りを行う などしました。